新発田城 全国で唯一 3匹の鯱(しゃちほこ)が守る三階櫓。

リンク広告




新発田城ってどんな城?

新発田城は新潟県内で唯一、江戸時代当時の城郭建築が現存する城跡です。

戦時中に日本陸軍が置かれていたことから、城郭跡の大部分は現在も陸上自衛隊の新発田駐屯地となっています。

城址公園のすぐ隣が自衛隊駐屯地という珍しい城です。

本丸の形が舟のように見えたことから「舟形城」、周囲の湿地に菖蒲がたくさん咲いていたことから「菖蒲城(あやめじょう)」とも呼ばれています。

政治経済の中心として交通の便利さを考え平地に造った平城で、城の北部を流れる加治川を外堀に利用していました。

平成18年には「日本100名城・31番」に登録されています。

新発田城の歴史

もともとは新発田重家(上杉氏の家臣)の居城でした。

重家は上杉謙信の跡を継いだ上杉景勝と対立するようになります。

そして上杉の軍勢に攻められ落城し重家は自刃、新発田氏は滅亡してしまいました。

その後当地は上杉氏の支配下に置かれますが、豊臣秀吉の命により溝口秀勝が入封(にゅうほう)します。

入封(にゅうほう)とは・・・土地を与えられてその領地に入ること。
溝口秀勝は新発田藩領内を治めるための拠点として、新発田重家の居城跡地に築城を行いました。これが新発田城です。
その後、明治維新期の廃藩置県(廃城令)により、新発田城の大半は取り壊され堀も埋め立てられてしまいました。
廃藩置県(はいはんちけん)とは・・・明治政府がそれまでの藩を廃止して、地方統治を府と県に一元化した行政改革。
本丸表門入ってすぐ正面に建つ溝口秀勝の銅像です。

新発田城の見どころ

【三階櫓】

本丸の北西隅に三重櫓を建築し「三階櫓」と呼んでいました。

幕府に遠慮して天守を公称しませんでしたが、新発田城における実質的な天守の役割を果たしていました。

丁字型に造られた屋根が特徴的で、その上には3匹の鯱(しゃちほこ)が載せられています。

この屋根の造りは全国で唯一のものです。

現在の建物は平成16年に復元されたもので、陸上自衛隊・新発田駐屯地の敷地内にあるため公開はされていません。

本丸表門向かって左、新発田城址公園方向にお堀沿いに歩いていくと見ることができます。

【本丸表門】

江戸時代から現存する櫓門で、国の重要文化財に指定されています。

上の櫓は敵の侵入から本丸を守るための造りとなっており、門真上の床をはずして石を落したり、大きな格子窓から矢を放てるようになっています。

この櫓には表門の内側から入ることができます。(門入って左方向に進む)

石落しです。

表門をくぐるとスタンプ台があります。

ここで日本100名城スタンプが押せます。

【旧二の丸隅櫓】

江戸時代から現存する櫓で、本丸表門とともに国の重要文化財に指定されています。

もともとは二の丸に建てられていましたが、昭和32年の国の重要文化財指定にともない本丸鉄砲櫓跡に移築されました。

二重二階櫓となっており、中に入ることができます。

お堀側から見た旧二の丸隅櫓です。

【本丸辰巳櫓】

平成16年に復元されたもので、表門入って右方向にありのます。

中に入ることもでき、新発田城の復元模型や辰巳櫓の礎石などが展示されています。

礎石(そせき)とは・・・建造物の土台となって柱などを支える石のこと。

新発田城の建築特徴

《石垣について》

全長約350m・石の数約1万1千個です。

石は新発田市古寺産の粗粒玄武岩(そりゅうげんぶがん)が使用されています。

全体に【切り込み接ぎ布積み】という石積みの技術が使われています。

切り込み接ぎと布積み2つの技術を併せたもので、美観重視の美しい積み方です。

また、石垣の角の部分には【算木積み】という技法が使われています。

切り込み接ぎ(きりこみはぎ)とは・・・四角にきちんと整形した石材同士を隙間なく密着させる積み方。
布積み(ぬのづみ)とは・・・各段の高さを揃えて積み、横方向に層ができる積み方。
算木積み(さんぎづみ)とは・・・直方体に加工された石材を交互に積み強度を高める積み方。
《外壁について》
新発田城の外壁には【海鼠壁】という工法が使われています。
海鼠壁(なまこかべ)とは・・・平瓦を並べて継ぎ目に漆喰を盛り付けて塗った壁。
黒い瓦を白い漆喰でしっかりと固め格子状にしたデザインは見た目にも美しいものです。
また、機能面でも弾丸や矢による敵の攻撃や、天候によるダメージを減らすという役割も持っています。
そのため雪国に多く見られ、金沢城にもこの海鼠壁が使われています。
写真を見ていただくとわかりやすいですが、旧二の丸隅櫓の1階下の方に使われている白黒の壁が海鼠壁です。三階櫓や本丸表門にも使われています。

新発田城ゆかりの人物

新発田城には赤穂義士のひとり「堀部安兵衛」の銅像があります。

堀部安兵衛の父は新発田城・辰巳櫓の管理責任者でしたが、櫓の焼失の責任をとって浪人となりました。

安兵衛は家名再興のため江戸に出て、赤穂義士となり中心的役割を果たしました。

安兵衛の銅像の隣りには安兵衛茶屋です。

新発田城インフォメーション

【所在地】  〒957-0052 新潟県新発田市大手町6-4

【TEL】   0254-22-9534  (新発田市役所生涯学習課)

【開門時間】 9時~17時 (11月は16時30分)

【開門期間】 4月~11月 (無休)

【料金】   入城無料

【駐車場】  10台

【アクセス】

車→日本海東北自動車道 聖籠新発田ICより車で10分

電車→JR白新線・羽越本線 新発田駅より徒歩20分



&nbsp

コメントの入力は終了しました。